◆ 全国連合長老会日曜学校委員会編/関川泰寛解説
◆ 教文館
■ 「カテキズム」とは、教会における信仰育成のための教理教育のことです。「難しい教理のお勉強」というイメージを持たれることがありますが、ある牧師は「カテキズムは聖書から与えられた神の恵みを語る、最も美しい賛美の言葉だ」と言います。
全国連合長老会日曜学校委員会では、改革派の伝統に立つ教会の信仰を子どもたちに伝えるため、『明解カテキズム』『続・明解カテキズム』(キリスト新聞社)を出版し、それらが教会学校の礼拝の説教で用いられてきました。その二冊のカテキズムの内容を受け継ぎつつ、より簡潔明瞭に整えられて一冊になり、昨年の宗教改革記念の年に出版されたのが、『新・明解カテキズム』です。項目は聖書、罪、救い、三要文(使徒信条、十戒、主の祈り)、教会、礼拝、聖礼典、伝道といった内容で、やさしい問答の形式で展開し、それぞれに丁寧な解説が付されています。教理を改めて学び、イエスさまと共に生きる信仰の恵みを深く味わってみてはいかがでしょうか?
(2018年2月、伝道師 乾元美)