◆横浜指路教会史編纂委員会編
◆ キリスト新聞社
◆ 136頁/本体;1200円
■日本は幕末ペリー来航によって開国させられ、続いてハリスと日米修好通商条約を締結、これによって神奈川・長崎・新潟・兵庫の開港と自由貿易が認められ開港場に居留地が設けられた。この居留地内では外国人に自由な活動が認められたので、貿易商をはじめさまざまな人々が居住するようになった。わが教会を建設したヘボンさんも1859年には神奈川の成仏寺に住み、医療活動や聖書の翻訳を行なってキリスト教を伝える準備をしていた。1873(明治6)年にキリスト教禁制の高札が撤去されると、各派の宣教師が来日し活発に伝道活動を行なうようになった。私たちの教会は、1874(明治7)年9月に宣教師ヘンリー・ルーミスのもとで居留地39番のヘボンの施療所において産声を上げた。2代目牧師のG・W・ノックスは1877(明治10)年10月に来浜、5年間在任した。 ノックスは1853年8月、ペリー来航の年に生れている。アメリカのハミルトン・カレッジ卒業後、オーバン神学校を終えて来日した。ここに紹介する『G・W・ノックス書簡集』は在任した5年間にどのような活動をしたかがつぶさにわかるものである。読者の理解を深めるために沢山の注がつけられ、まえがきと解説でどのような経緯でノックスが来任し、どのような働きをしたかが分かるようになっている。
なお、わが教会の初代牧師ヘンリー・ルーミスは43年間横浜に在住、わが教会の牧師を歴任、また長くアメリカ聖書協会日本支部主幹として働いた。『宣教師ルーミスと明治日本』有隣新書(1000円)は、わが教会に在任した時にアメリカ本国に書き送った手紙を翻訳したものである。あわせて読んで頂ければ幸いである。
直接教会に来られて購入されると、著者割引になります。
なお、郵便振替も利用できます。お振込後、教会までお電話ください。
郵便振替加入者名:横浜指路教会
口座番号:00230-8-48118
『G・W・ノックス書簡集』 郵送料込み 1200円
『宣教師ルーミスと明治日本』 郵送料込み 1000円
(2006年9月、長老 岡部一興)