聖書の世界への招待

  • 原口 尚彰著 ◆ キリスト新聞社 ◆ 181頁/本体;1500円
教会の本棚

◆ 原口 尚彰著
◆ キリスト新聞社
◆ 181頁/本体;1500円

■ 二年前のことになりますが、指路教会では「指路21」の一貫として、聖書通読をしました。そこで旧新約について、それぞれの書の学びをしました。その時配られた冊子を持っている方もおられるかもしれません。しかし、今回改めて聖書についての概説に関する本を取り上げます。  筆者自身記していますが、この本は大学の一般教養としてのキリスト教を教えるために書かれた、簡単な教科書のような本です。ですから、聖書の一つ一つの書を説明することはしていません。  旧新約聖書について、大切なポイントを取り上げ、理解しやすいように時事的な問題も取り上げ、説明しています。学生に、理解しやすいようにとの配慮のもとで記されています。  より詳しいものをと思われている信徒の方は、もの足りなさを覚えるかも知れません。しかし、聖書について、通論的な概説は繰り返し読むことも必要だと思います。また、これからという人には適した本ではないかと思います。聖書がいかにして成立したか、一読をお勧めします。

(2002年8月25日、指路・第237号、伝道師 清野久貴)

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