◆ 長山篤子著
◆ 日本基督教団出版局
◆ 178頁/本体;1500円
■ 今回は少しソフトな本を紹介しようと思います。
以前、「子供に読んであげる絵本って何がいいのかなあ」と聞かれたことがありました。神学生の頃の私は何も答えることができませんでした。本屋に探しに行きました。しかし、そこにはたくさんの絵本があり、何がいいのかわからず、戸惑ったことを覚えています。しかも、キリスト者として安心して読んであげることができる本は何だろう、そうした悩みに出会うこともあるのではないでしょうか。そうした時に、参考にしていただければと思い紹介します。
この本はもともと『こころの友』で連載されているものをまとめたものです。三歳から六歳までのそれぞれの段階にあわせ選べるように、分類されています。一つの絵本を巡り、具体的なエピソードとあらすじが記されており、立ち読みせずともすぐ買いに行けるのではないかと思います。確かに絵本は幼児の読む本かも知れません。ですが、疲れた時に童心に返って絵本を読んでみるのも、時にはいいのではないでしょうか。
(2001年6月24日、指路・第230号、伝道師 清野久貴)