◆大島力著
◆『イザヤ書を読もう 上 ここに私がおります』/『イザヤ書を読もう 下 慰めよ、私の民を』(日本キリスト教団出版局、二〇二四年/二〇二五年)
◆著者の大島力(おおしま ちから)先生は、旧約聖書学者で、日本を代表するイザヤ書の専門家であり、同時に長く教会に仕えられた説教者・牧会者であられた。そして二〇二四年の一二月に天に召された。本書の下巻が、生前、最後の原稿であった。大島先生については本書の下巻の「あとがき」をお読みいただきたい。
その大島先生が、イザヤ書を学問的研究に基づきつつ、多くの人に分かりやすく伝えようとしたのが本書である。六六章からなるイザヤ書は約四五〇年という時間をかけて今の最終的な形となった。本書は歴史的文脈を重んじつつ、最終的な統一体としてのイザヤ書に注目している。本書を読みつつ、ぜひイザヤ書を通読していただければと思う。
なお、水曜日午後六時から礼拝堂で行われている聖書研究祈祷会では、本書から多くの助けを得て、聖書協会共同訳でイザヤ書を一章から読み進めている。イザヤが告げる言葉を私たちに語りかけられている言葉として聞いていきたい。
副牧師 川嶋 章弘