魂の養いと思索のために 「キリスト教綱要」を読む

  • D・K・マッキム著/出村彰訳 ◆ 教文館
教会の本棚

◆ D・K・マッキム著/出村彰訳
◆ 教文館

■ 宗教改革者ジャン・カルヴァンの主著が『キリスト教綱要』(以下『綱要』と略す)であることは論を俟たないことだと思います。しかし『綱要』は分量も多く難解であり、読むにはハードルが高いと、お感じになっている方もいらっしゃるでしょう。本書は、『綱要』への導きとなる本です。
 本書は、キリスト神学について八つの章に分けてそれぞれの主題を取り扱っています。著者も前書きで述べているように、最初から読まなくてはならない、あるいは分からないということはありません。気の向いた頁から読むので構わないのです。また本書は、『綱要』への導きではあっても解説ではないと言えます。マッキムは八四ある項目の一つ一つに『綱要』を引用していますが、彼はそれを説明しているのではなく、引用した『綱要』とともにキリスト教の主題について思い巡らして(黙想して)いるのです。原著は、Coffee With Calvin(「カルヴァンとともにコーヒーを」とでも訳せましょうか)です。ぜひ、お気軽に手にとって見てください。

(2019年6月、伝道師 川嶋章弘)

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